モバイルバッテリーは危険?安全なモバイルバッテリーの見極め方
外出時にモバイルバッテリーを持ち歩く人が増えている一方で、同時にそれが原因で起きる事件も増えています。
実際に、モバイルバッテリーによる事故が令和元年から過去6年の間に約160件も起きています。
このような情報だけ見たら、モバイルバッテリーに不安を持ちますよね。
その不安、この記事を読んで解消してください。
なぜ事故が起きるの?
モバイルバッテリーには充電したエネルギーを貯めるためのリチウム電池が内蔵されています。
多くの事故は、このリチウム電池が膨張して発火することで起きます。
そしてその膨張は、モバイルバッテリーに外部から大きな衝撃が加わったり、リチウム電池が粗悪品であったりすることが原因だと言われています。
自らの不注意で事故が起きるのはもちろん、粗悪品を選んでしまって事故が発生するのも絶対に避けたいですよね。
安全なモバイルバッテリーってなに?
丸形のPSEマークがついている製品
PSEマークとは、経済産業省が定めた電気用品安全法に基づいたマークを指します。
PSEマークにも、「ひし形」と「丸形」の2種類があり、モバイルバッテリーは丸形のPSEマークがつけられます。
実は、以前までモバイルバッテリーはPSEマークの対象になっていませんでした。
しかし、モバイルバッテリーによる事故が頻発していること受けて、2019年2月1日からモバイルバッテリーもPSEマークをつけることが義務付けられました。
現在、PSEマークのない製品は製造、輸入、販売が法律によって禁止されています。
PSEマークが安全性を示す理由
PSEマークを表示するには6項目に及ぶ手続きを通過する必要があります。
この項目をメーカーや販売業者のみで行うのは非常に困難であり、第三者機関に委託していることがほとんどです。
このようにPSEマークを表示するにはコストがかかるので、企業側は確実に項目の検査を通過できる製品しか生産しません。
つまり、高い技術力を兼ね備えた企業しかモバイルバッテリーを生産できないので、PSEマークはモバイルバッテリーの安全性を保障する指標なのです。
ここまで、PSEマークについて紹介をしました。
他にも、モバイルバッテリーの安全性を測る指標として、「商品の説明欄が詳細」「トラブル防止機能がついている」などが挙げられますが、とりあえずPSEマークがついていれば安心していただいて大丈夫です。
まとめ
リチウム電池を使用している限り、事故の可能性をゼロにすることはできませんが、選び方次第で、その可能性をできるだけ回避できます。
自らの身を守るためにも、今一度ご自身のモバイルバッテリーを見直して、より安全な製品に交換しませんか。