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2023.5.14

充電ケーブルの規格の種類について詳しくご紹介します!

充電ケーブルの規格の種類について詳しくご紹介します!

充電ケーブルの規格の種類について詳しくご紹介します!

パソコンやスマートフォンを接続したり、充電したりするときに使用するUSBですが、ケーブルやコネクタには種類がたくさんあり、混乱する方も多いのではないでしょうか。
まずカテゴリが大きく分けて3つあり、さらにその中にも形状が違うものがあります。

そこで今回は、USBの規格と概要、端子の形、そして充電ケーブルの選び方などについて紹介します。
自分が使うUSBの規格の把握や充電ケーブルを選ぶ際に、ぜひこの記事を参考にしてください。

USBの規格とその概要を紹介!

USBの規格は、現在1.0、1.1、2.0、3.0、3.1、3.2、4の7種類があります。
数字が大きくなるほど新しい規格で、短時間でより多くのデータを転送できます。
例えば3.0に対応しているパソコンと2.0に対応しているプリンタを繋ぐ場合は、2.0対応のUSBケーブルを使います。

最初のUSBであるUSB1.0が発売されたのは1996年で、最大転送速度も12Mbpsとあまり速くなく、発売当初はあまり普及していませんでした。

しかし、2001年に使われるようになったUSB2.0からはさまざまなパソコン関連製品に実装されるようになり、その後は接続する機器のサイズや用途に合わせて、Type-AやMini-Aなどといったコネクタの形状もたくさん登場しました。

その後、2008年にUSB3.0が登場したときには仕様が大きく変わりました。
コネクタ内部のピンが標準で5本増えたというようなことがあり、現在のように沢山のUSBコネクタが流通するようになりました。
最大転送速度も5Gbpsと、大きく進歩しています。

なお、現在流通しているUSBの中でも新しい3.2と4は、仕様上はType-Cコネクタのみが推奨とされています。
Type-AやMini-Aなど、Type-Cコネクタ以外をお使いの方は3.2と4は使えないため注意が必要です。

意外と知られていないUSBケーブルの全6種類の端子形状とは?

USBケーブルには6種類の端子があります。
それぞれの端子の形状を紹介します。

Type-A

皆さんがUSB端子と聞いて最初にイメージするであろう、平べったい長方形の標準的なUSBです。
一番お持ちの方が多いコネクタなのではないかと思います。

Type-Aでは、現在「2.0」「3.0」「3.1」の3つの規格が使われています。
接続部の長方形の中には、上下の片側に白・青のプラスチックの部分があります。
このプラスチックの部分は、確認して接続しないと破損する可能性があるため注意してください。

Type-Aはマックブックを除いてほとんどのパソコンに搭載されており、またフラッシュメモリやゲーム機などの、さまざまなIT機器・周辺機器とつなげられます。

Type-B

Type-Bはほとんど正方形ですが、よく見ると周囲が六角形になっているコネクタです。
Type-Bでは、現在「2.0」「3.0」の2つの規格が使われています。
スキャナーやプリンタ、外付けのHDDなどのようにデータ容量が大きくなりやすいパソコンの周辺機器に使われることが多いです。

パソコンはType-Aが搭載されていることが多いため、一方がType-A、もう一方がType-Bの、パソコンと周辺機器をつなげられるケーブルが多く販売されています。
このタイプのケーブルを使う場合は接続方法が決まっているため、挿し込む時には注意してください。

Type-C

Type-Cは対称形の小さい楕円形状で、先ほど紹介したType-AとType-Bに比べてコンパクトな端子です。
マックブックやアンドロイド、イヤホンなどで多く採用されています。

Type-Cでは、現在「2.0」「3.0」「3.1」「3.2」「4」の5つの規格が使われています。
Thunderbolt3やThunderbolt4を組み合わせて使うことでさらに高速でデータ通信ができるようになるため、次世代規格として注目されています。

mini Type-B

mini Type-Bは、台形の左右を少しつぶしたような形をしており、名前の通り小さい端子です。
デジタルカメラやICレコーダーといった小型機器の接続部分でよく使われます。
最近はMicro USBが主流になってきており使用される機会も減ってきています。
規格が統一される前に各メーカーが独自の形状で販売しているものもあるため、購入時は気を付けましょう。

Micro Type-B

Micro USBにはType-AとType-Bがありますが、現在はそのほとんどがType-Bに統一されています。
Micro Type-Bは台形に近い、つぶれた六角形の形をしています。
Micro Type-Bでは、現在「2.0」「3.0」の2つの規格が使われています。
アンドロイドのスマートフォンやタブレット、ワイヤレスイヤホンでよく使われています。

2.0と3.0では形状が全く異なり、3.0はmicro Type-AとType-Bがくっついたような特殊な形になっています。

Lightning

Lightningは、Apple社が独自に開発した規格です。
厳密にはUSBではありません。
iPhoneやiPad、AirPodsなどのApple製品に使われています。
つぶれた楕円形をしており、上下の区別なく使えます。

充電ケーブルの選び方とは?

充電用のケーブルで多く使われるUSBケーブルですが、どのようにして選んだらよいのでしょうか。

まずはケーブルの長さを確認しましょう。
15センチメートルの短いものから、500センチメートルの長いものまであります。
使用シーンに合わせて選びましょう。
パソコンと周辺機器を接続するときに使う場合は、移動範囲を考えた長さを選んでください。

次に、規格です。
規格の数字が大きい方がデータの転送速度が速いです。

しかし、機器によって対応する規格が決まっているため、それを確認したうえでケーブルを選ぶようにしましょう。

また、USBケーブルの使用目的として充電用が主である場合は、急速充電に対応しているかどうかも1つのポイントになります。
チェックする場所は最大電流容量です。
最大電流容量が2Aを超えていると、高速充電が可能です。

さらに、耐久性も重要です。
充電器とスマートフォンをケーブルでつなげたまま使用することが多いという方は、耐久性の高いケーブルを選ぶことをおすすめします。
耐久性が低いものだと切れるリスクが高くなり、断線でケーブルが故障することも。

ナイロンやケブラー繊維などが折り曲げや断線に強いです。
選ぶ際の参考にしてください。

そして、コネクタの異なる複数のデバイスを使う人には、変換コネクタがついているケーブルもいいでしょう。

USBケーブルの安全性について

今や充電器として、様々な機器を接続するものとして身近になっているUSBですが、安全性には注意が必要です。
安価なものも多く流通していますが、中には品質が粗悪なものも。
品質は耐久性に影響を与え、耐久性が弱いと断線が起きやすくなります。

断線した状態のケーブルを使用し続けていると使用中にショートを起こし、火災事故の原因になってしまうこともあります。

また、ケーブルが要因となって起こる事故は、接続している機器にもダメージを与えます。
最悪の場合発火、爆発することもあります。
ケーブル1本ではありますが、電気を扱っています。
使用する際は耐久性や断線に注意し、リスクが潜んでいることを忘れてはいけません。

まとめ

USBケーブルには現在7つの規格があり、現在主に使われているのは2以降の規格です。
また、Type-AやMicro Type-Bなど、コネクタの種類がたくさんあります。
機器によって対応のコネクタが異なるため、購入前に使用する機器の対応コネクタの確認を忘れないようにしましょう。

対応規格の確認も必須です。
機器の対応規格よりも規格が新しいケーブルを使うことはできないため、注意してください。

そして、USBケーブルを選ぶ際は、主に何に使うのかで適切な長さや求められる耐久性が変わります。
充電ケーブルとしての使用が多い場合はケーブルを挿したまま使用することもあるため、それなりに耐久性があるものを選んで断線が起こる可能性を下げましょう。
加えてA(アンペア)も確認し、急速充電に対応しているものをおすすめします。


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